2010年8月31日火曜日

ビールジョッキ その2

ビールジョッキの取っ手については以前取り上げたが、
そのビールジョッキがえらいことになっていたので、取り急ぎ皆様にご報告したい。


なんと、「世界のイチロー」さんがビールジョッキの取っ手を高々とかかげているではないか!
さすがイチローさん、バットではなく取っ手を持たせてもこの格好良さ。
そして取っ手へのこのまなざし、熱視線。イチローさんも取っ手がお好きだったとは。
前回ビールジョッキの「手触りがあまり好きではない」と文句を言ってしまったが、猛省したい。
イチローさんごめんなさい。

そしてこの立て看板、おそらく全国に配布されていると思うので、これを機に取っ手鑑賞が一般化することを願ってやまない。

2010年8月25日水曜日

植木鉢


上の写真をよく見て欲しい。もっと、もっと!穴が開くほど見て欲しい。
そして、この植木鉢を自分ならどう持ち上げるか、じっくり想像して欲しい。
すると、見えてこないだろうか、浮かび上がってこないだろうか、取っ手が。
感じないだろうか、持ち上げた際の手の感覚を。僕は感じる。

植木鉢の上部のフチ部分が今回の取っ手である。植木鉢を持ち上げる際には必ずここに手を掛けると考えるからだ。
さぁ、では次の写真。準備は良いだろうか。


「ほら、僕ら取っ手ですよ。ここに手を掛けてくださいよ!」
彼らの声は聞こえただろうか。

2010年8月22日日曜日

カウンターチェア


呑み屋の屋外カウンターに並ぶ椅子。背もたれの機能と融合した取っ手。なかなか好きなタイプだ。
ただ、あまり座りやすそうではない。長時間座るには座面が高いうえに小さい。
こういうカウンターチェアを設置する店は、客にあまり長居してほしくないということなのかなー、と勘ぐってしまったりする。気にしすぎだろうか。

ま、こういう店ではジョッキの取っ手と、焼き鳥と、枝豆を愛でながら、サッと飲んでサッと立ち去るのが粋な飲み方なのかもしれない。

2010年8月16日月曜日

外看板 その2


今回はリベンジ企画である。

以前とりあげた右のような外看板、取っ手なのか、転倒時のガードなのか疑問に思っていた。


今回、これぞ取っ手だ!と言える外看板を多数発見したので、まとめてご紹介したい。
まずこちら。歯医者さんの看板。外看板としては大型なものだった。
この取っ手は明らかに転倒時のガードではなく、移動用のものだろう。
こういった、無塗装の金属棒な取っ手は素材感が生かされており好きなタイプだ。
すっぴん美人タイプとでもいおうか。
これも上記と同じく、引っ張るための取っ手で間違いないだろう。
こちらはサビが浮き出て、風雨にさらされてきた苦労がしのばれる取っ手だ。
まさか写真に取られ、ネット上に公開される日が来るなど思ってもいなかっただろう。
君の苦労は無駄ではなかったのだ。ねぎらいの言葉をかけてやりたい。

これは取っ手機能にとどまらず、転倒時看板部を守るための保護機能も合わせ持ったナイスな取っ手。

こちらは上の看板の色違いと思われる。
色が変わっただけで、グッと精悍な取っ手に見える。

(右の写真には他にもいくつか取っ手が隠されております。探してお楽しみください)
最後にこちら。LED看板の取っ手。これも転倒時の保護と取っ手を兼ね備えたタイプ。
両端がUの字に丸くなっており、持つ手に優しく、倒れたときにもしっかりと看板本体を守ってくれる頼りになる取っ手。
自慢の箱入り娘、LED部の転倒破損を身を呈して守る父親のような存在である。

今回は自信を持って取っ手だと紹介できる写真ばかりをあつめたつもりである。
普通の概念から外れた取っ手ばかり紹介している当サイトだが、今後はもっと分かりやすい取っ手も紹介していく所存である。
こうやって並べてみると、本当に世界は取っ手であふれている事を実感する。
人のいるところに取っ手あり、だ。

2010年8月12日木曜日

枝豆

撮影協力:@errie
唐突だが、僕はビョーキなのだろうか。
まさか、枝豆の端っこまで取っ手に見えてしまうとは思っていなかった。

これを取っ手だと認識してしまうと、例えばポテトチップスの端っこや、ポッキーのチョコがついてない部分も取っ手だ!と言い出しかねない。
でもポテチの端は、手がベタベタになるのでは取っ手ではないな。
ポッキーの端は、手にチョコがつかないようになってるので取っ手ってことでいいや。
ロッテのトッポはどこを持ってもいいので、全体が取っ手ってことにしたい。純取っ手の食べ物。
んじゃ、海老のしっぽはどうだろう。カニフライの爪部分は?手巻き寿司のとんがった側はどうだ?

やはり、僕はビョーキかもしれない。

2010年8月9日月曜日

ビールジョッキ


夏の合言葉、「生中3つ!」

ハタチそこそこの頃、苦みが嫌であまり飲まなかったが、いまでは大好きだ。Love Beer!だ。
そして気がついたら、すっかり31歳だ。駅にあるフリーペーパーR25を手に取る時、「31歳がもらっていいのだろうか…」とちょっと迷う。

さて、ビールといえばジョッキで供されることが多いが、実はジョッキの取っ手はあまり好きではない。
鋳造時のバリが取っ手部分に残っていて、手触りが悪い事が非常に多いのだ。
製造の都合上バリが出来てしまうのは分かるのだが、手が触れる部分なのだからきれいに削るなど、もうちょっと気を使っていただきたいものだ。

ただそんなことを気にしているのはせいぜい1杯目までであり、酔っ払ってくるとどうでもよくなってしまうのは内緒だ。

2010年8月5日木曜日

焼き鳥


4月にツイッターを始めて以来、飲む機会が以前より増え、楽しい。ツイッターってすごい。
お世話になっているフォロワーの皆様、ありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。

そんなこんなで居酒屋に行く機会が増えたわけだが、居酒屋にだって取っ手はある。
まず焼き鳥。串が見事に取っ手である。炭火で焼くとき、食べる時に大活躍。あぁ酒が進む。

ところで、居酒屋チェーンの和民では人件費削減のために、「串なし焼き鳥」のメニューがある。
僕も食べたが、特に大人数の時はバラして食べることが多く、合理的で人件費削減になるのは理解できる。
でも串に刺さってない焼き鳥は、なんだか味気ない。串に刺さってこその焼き鳥だと思うのだ。
串がなくなったらそれは焼き鳥ではなく、鳥を焼いて鉄板に乗せた料理、だ。こんな考え方は古いのだろうか。

ところで「串」という漢字、象形文字として素晴らしいデザインだと思う。下をつまんで頬張りたくなる。具はなんだろう。牛串か、ねぎま串あたりか。
取っ手が含まれている文字、というのも研究対象としてはとても面白いが、僕の薄っぺらな知識では火傷しそうな手強いテーマである。

2010年8月2日月曜日

ローソンのロゴ


「からあげクン」「ローソンCSほっとステーション♪」でおなじみ、ローソン。
そんなローソンのロゴ、象徴的なミルク缶に、なんたることか取っ手がついていた。
毎日行くのに、今まで気がつかなかった。まだまだ取っ手眼力が未熟な証拠である。

ローソン創業時牛乳販売店だった事に由来し、ミルク缶のロゴデザインになったそうだが、取っ手部分をよく見て欲しい。細かいディティールにこだわっているのがわかる。
取っ手の付け根、缶との接続部分がかなり詳細に書かれているし、取っ手の握り部分は柔らかなアールで構成されていて、いかにも触ってみたくなる良い取っ手だ。
このロゴのデザイナーは、相当な取っ手好きと見た。

コンビニが普及し、喉の渇きや食欲はいつでもどこでも満たすことができる素敵でヘンな国、日本。
いつでも気軽に「ちょっと取っ手が見たい」という取っ手欲までも満たしてくれるヘンな国、日本。
日本全国に存在するローソンは、取っ手ジャンキーのオアシスと言っても過言ではないだろう。